多摩から世界へ

徒然なるままに、多摩より世界へ情報発信をしていきます

Month: 6月 2014

アキシマクジラだけではない!昭島の多摩川における牛群地形

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東京多摩地区に昭島市という市があります。位置的には立川市の西に位置し、あきる野市の東に位置します。

その昭島市、「アキシマクジラ」と名づけられたクジラの化石が発掘されたことで有名です。アキシマクジラが発掘されたのは市の南を流れる多摩川からですが、市の北部と多摩川を流れる南部では、標高差が最高約100メートルという典型的な河岸段丘の地形です。また、クジラだけではなく、貝類の化石やメタセコイアなど様々な古代の化石が発掘されています。さらに、「昭島温泉」という温泉も湧いています。

 

・・上記からも分かるとおり、クジラが発掘されたような地層を持ち、標高差100メートルの河岸段丘、かつ温泉も沸いているという、地形学的にはとても興味深い市です。その中で最も興味深いもの。それが、「牛群地形」です。

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名前のとおり、牛の群れが歩いているように、デコボコした地形となっています。これは八高線の多摩川橋梁あたりで見ることができるのですが、実はこの地形が形成された詳しい原因は分かっていません。このあたりの地層は平山砂層で形成されており、それらの砂層が大量の砂礫採取によって露出したことで上記のアキシマクジラなどが浮き上がってきたわけですが、その平山砂層が河流侵食によってなんらなかの形で形成されたわけです。

 

個人的な見解をのべると、「多摩川橋梁」というのが、一つのポイントになると思います。この牛群地形のあたりを実際に訪づれると、かなり水流が早いんです。また、やや変則的な進路をとっており、川幅のこのあたりだけ比較的狭いです。多摩川橋梁の出現により、水流や水深が変わり、さらに砂礫の採取により露出した平山砂層を、上記の人為的かつ奇跡的な侵食により偶然によりできた地形だと考えています。

 

つまり、牛群地形は自然と人為の融合でできた地形だと思います。地形には自然のままのものと、人為的に形成されたもの2つに分類できますが、これは典型的な後者だと個人的には思っています。そしてこの地層、かなりやわらかいので侵食進行により将来見れなくなってしまうかもしれません。地形好きの人は是非、見れなくなるまでに是非訪れてみてください。

 

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多摩の語源について考えてみる

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「語源」とは非常におもしろいですよね。身の回りにあるものほぼ全てに名前がついており、その名前には語源があります。そして、特におもしろいのが、その語源が長い歴史を持つ時でしょう。特に地名や人の名前はその語源というのが遥か古にさかのぼります。

 

かくいうこのブログのタイトルにもある「多摩」の語源も以下のように諸説あります。

  1. 多摩川の上流の丹波村・丹波川(たばかわ)
  2. 水の「タマ」りであったこと
  3. その他様々

 

初めて記録上に「たば・たま(太婆)」という言葉が示されたのは、和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)という平安時代の辞書みたいですね。つまり、今から1千年前にはすでに今でいう「多摩」にあたる言葉があったわけです。そして時を経て、人々の呼称が1つとなり、多摩が成立しました。

 

上記は多摩の語源にまつわるほんと一握りの情報だけだが、言葉一つにもこんなにも歴史や背景があることは驚きをかくせないし、ロマン以外の何者でもないと個人的には思っています。ちなみに、今の「埼玉」の語源の一説は多摩の奥を意味する「最多摩」とも言われていますね。

 

「多摩の語源」は小手調べとして、今後も気になったものの語源を探求していきます。
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ヤギと将軍標と出会える!高麗-武蔵横手旅行記

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昨日、本日と八高線を経由し、高麗-武蔵横手に滞在してきました。このあたりは個人的に大好きな場所であり、青梅-奥多摩とはまた違う趣があります。

「観光」というと有名な場所やテレビなどで放送されているスポットを想像しがちですが、個人的な意見としては、ふとした場所にあるなにげないものや、その歴史を見ることが一番好きです。 なので、あまり有名な人ごみがいるスポットはそれほど惹かれません。

その中で、今回は2つご紹介! 多摩に住んでる人は知ってるかもしれませんが。。。

西武線の高麗駅にある将軍標

この高麗というのは名前のとおり、その由来は、日本の奈良時代に朝鮮半島ででの戦乱から日本に逃れて来た高句麗の王「若光」とその一族がこの地に住みついたのが高麗の地名の由来だそうです。そのため、この地域には渡来にまつわる地名が多くあります。高麗川もその一つです。 その高麗駅の改札前にある像がこちら!

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これは将軍標と言い、朝鮮の村落に見られる道祖神(境界標)だそうです。 そのことからも、この地域が朝鮮渡来とつながりがあることがわかります。

西武線の武蔵横手駅のヤギちゃん

この駅は乗降客数は500人弱と少ないものの、かわいくて有名なものがいます。 それは・・・・

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ヤギちゃん!

今は「みどり」と「だいち」「はな」という3匹のヤギがいるそうです。なんと、別荘も完備!こんな駅は都会にはあるずもありません。こういう風景は改めて多摩に住んでてよかった、と思う瞬間です。ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。

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人口爆発の解決方法を日本人とファーブルに結びつけてはいけない

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ワールドカップ初戦、残念でした。が、もし仮にあの1点が守りきれたとしても決勝リーグでは戦えなかったでしょう。それは幸運であり実力とはいえません。そういった意味で初戦で切り替え、次から頑張ってもらいたと思っています!

さて、こんなニュースがでていました。

地球「人口爆発」まであと半世紀…解決のカギは日本人「始末の精神」と「ファーブル」にある

私はこれをきいて、ん?とおもいました。

内容によると、食糧科学的には「地球人口100億人定員説」というものがあり、2065-70年頃までには、100億のピークを迎えるとの予想であるとのことでした。解決策挙げられているのが以下の2つ。

  1. 日本のもったいない精神に学べ/生涯現役をつらぬくこと
  2. ファーブル流を簡素に訳すと、生物の摂理通り生きろ

ん??なんだそりゃ??

まず1に関しては、日本のもったいない精神を全世界に普及させるのは文化や経済の違いから不可能。かつ日本の食糧廃棄率はけっして自慢できるものではない。生涯現役をつらぬくとは一生奴隷兵として生きなければいけないのでしょうか。

そして2。もはや人間は生物の摂理通り生きることは不可能です。寝たければ寝てOKであれば会社はクビになっています。言いたいことは分かりますが、理論崩壊している気が。

 

僕はそもそも人口爆発は解決するとかいう次元の考え方では無いような気がします。その時代の技術革新、経済理論、貧富の問題によっていかようにも捉え方はかわってきます。かつ、地球規模の生態系で考えると、必然的にいきつくとこまでいきついたら、減少へ生じます。

臨界点を超えたら減るし、超えなければ増える。これは変えようのない事実です。私は解決策を考えるのではなく、上記のようなあたりまえの考えに基づいて、食料問題に対する新しい捉え方を考える方がよっぽど良い気がするのですが・・・・

なぜならば、ニュースにでていた解決策というのはあくまで持続可能発展という軸でしか考えられていません。その軸の数を増やす、そういう作業が今後必要となってくる気がします。

 

とりあえず、ファーブル先生は読んでおきましょう。

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ワールドカップにみる、コートジボワールの首都「ヤムスクロ」

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ついにブラジルワールドカップ開幕!世界の祭典が始まりました。そして我らが日本戦がついに明日にせまっています。日本の対戦相手はそう、「コートジボワール」さて、コートジボワールとはどのような国かみなさんご存知でしょうか?まずは基本情報。

  1. 首都:ヤムスクロ
  2. 人口:2千万人
  3. 気候:熱帯性気候/サバンナ気候
  4. GDP:282億ドル(ほぼ佐賀県と同じ)
  5. 歴史:1960年にフランスより独立。~2011年まで内戦。
  6. 産業:カカオ、コーヒー、ゴム、ダイアモンド等
  7. 宗教:イスラム教、キリスト教、土着宗教
  8. 民族:多数

上記に挙げたものは基本情報のほんの一例です。おそらく日本での一般的なコートジボワールのイメージは、サッカー・カカオ・象牙海岸・暑そう・アフリカの国くらいでしょう。しかし、首都や人口、歴史や宗教等を知ってる人はどのくらいいるでしょうか?

また、上記では簡単に記載しましたが、最近まで内戦が起きていたことを知っている人はどれくらいいたでしょうか?サッカーやカカオというイメージは間違いではありませんが、サッカーやカカオがコートジボワールで有名になった背景というのは、コートジボワールの歴史から生み出されたものです。また、カカオに関しても歴史と気候が組み合わさってできた産業です。

歴史を語ると長くなるのでここでは省きますが、必ずその国のイメージがうまれるのには根本の理由があります。私はその理由の方が大事だと思います

メディアではコートジボワールを紹介する時、やれサッカー、やれカカオとのみ紹介しますが、僕が挙げた上記の基本情報までは行かないまでも、一面性だけでなく、多面性から紹介してほしいものです。

それは海外メディアが日本を「アニメと侍と車の国」という単純表現をするのとなんらレベルが変わらないのですから。ともあれ、がんばれ日本!!!!

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エルニーニョ現象と冷夏から考える比較表現と人間のエゴ

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「今年はエルニーニョ現象による冷夏です!」というようなニュースを一度は聞いたことあるのではないでしょうか?このエルニーニョ報道、いつも聞いて思うことがあります。

エルニーニョ現象の基礎知識

そもそもこの「エルニーニョ」とはスペイン語で男の子(イエス・キリスト)のことを指します。これはペルー・エクアドル沖で貿易風が弱まり、暖流が発生するのがクリスマス時期であることに由来しています。エルニーニョ現象というのは太平洋赤道(日付変更線あたり)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象です。

天候というのは海温が非常に大事なキーになります。簡単にいうと、このエルニーニョ現象が発生すると、日本は冷夏になりやすいんです。

エルニーニョ現象と聞いて思うこと

しかしこの「冷夏」という言葉を聞いていつもこう思います。「普通の夏って一体なんなんだ?」と。去年は覚えている限りでは灼熱の夏であったと記憶しています。そしてエルニーニョ現象が発生した今年は冷夏。このような構図だとエルニーニョが発生すれば冷夏、そうでなければ灼熱の夏ということになります。そしてまたこう思います。普通の暑さの夏ってどんなんだっけ??

これは花粉報道にも言えますね。毎年花粉の時期になるとテレビや雑誌では「例年の○○倍の花粉です」という常套句が連呼されますよね。そしてはたまたこうも思います。標準の花粉量ってどんなんだっけ??

報道にはいつも過剰感であふれている

これには一つの報道という商業性が原因であると思います。報道をする側の立場になれば、「今年は冷夏でも灼熱でもなく、普通の夏になるでしょう」「今年の花粉量はごくごく普通です」と言ってしまえば、面白みもなんもないですよね。しかも商業的にもよろしくない。過剰演出の方が商業需要がありますからね。しかしながら最近あまりにもそれが行き過ぎているという風に感じられてしまいます。

上記に書いてきたような表現というのは比較するもの(基準値)があって初めてうまれる表現ですが、最近の表現では言ってしまえばプラス極かマイナス極かの二極論になってしまっていると思わざるを得ません。エンターテイメント性もいいですが、それは正しい情報の提供が大前提となります。

といろいろ書いてきましたが、個人的には非常に暑がりなので、エルニーニョ現象は大歓迎です。みなさんも、報道の一言一句に込められた意味をふとした時に考えてみましょう。さて、来年の夏はどんな表現で表されるのでしょうか?注目です。

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